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谷戸、里山は今や貴重な存在と成っていますが、そもそも多摩の原風景と言えば当にそれでした。 このブログではそんな多摩の原風景をご紹介し、未来にこの素晴らしい風景を伝える一助と成ればと思って開設しました。 また記録の意味も含めて、宅地化されて失われてしまった谷戸や、人工の谷戸や里山も紹介します。
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 谷戸とは多摩の原風景を語る上で欠かすことのできない地形である。
丘陵部には大昔に形作られた小さな谷が無数にあり、
これらは湧水やその湧水からの流れで浸食を受けて出来上がっていった。
さらにその谷間は沖積により平坦面を作ったことで、山間に住む民の農地に使われ、
棚田や斜面耕地が生まれていった。

 こういった風景は多くの地方に存在し、その呼び方も様々である。
すなわち、「谷戸」「谷(ヤト)」「谷地」「谷津」「貝戸」「垣戸」「開戸」「海道」などである。
しかし進む開発により、谷戸の風景は減る一方である。
 特に多摩ではニュータウン開発により、多くの谷戸や里山が消失し宅地へ変貌してしまった。
谷戸はいつでも水と豊かな里山と一体であったから、当然動植物、鳥、昆虫と様々な自然が豊富で
人と自然の共存のお手本と言って良い場所であったが、これらも開発ともに失われ、
残ったのは今や半ばゴーストタウンとかしてゆく大規模団地の風景だ。

 このブログではそんな中辛くも残った原風景の紹介と、既に消失した谷戸の面影を
多くの人にご紹介することを目的としています。
日頃の散歩コースに、写真撮影ポイントととして、あるいは写生の対象として
加えてみてはいかがだろうか。

より詳しい「谷戸」についての説明はwikipediaを参照のこと
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E6%88%B8
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ベリリウム榊
性別:
男性
自己紹介:
音楽系の仕事の傍ら、多摩の原風景を求めて
歩き回っています。
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