忍者ブログ
谷戸、里山は今や貴重な存在と成っていますが、そもそも多摩の原風景と言えば当にそれでした。 このブログではそんな多摩の原風景をご紹介し、未来にこの素晴らしい風景を伝える一助と成ればと思って開設しました。 また記録の意味も含めて、宅地化されて失われてしまった谷戸や、人工の谷戸や里山も紹介します。
[104]  [103]  [102]  [101]  [100]  [99]  [98]  [97]  [96]  [95]  [94
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

横浜市緑区鴨居は鶴見川の南岸の耕地と、南の丘陵部からなる地区である。
現在でも多くの緑が残されてはいるが、この地も開発が広く行われ、地名に残る谷戸や山のほとんどが失われている。
この地には特筆すべき地名が有り、小字に用いられていた「嶝」がそれである。
読みは「こさか」であり、かなり難読の地名と思われるが、この字の用例は多摩丘陵域では見かけない。
調べて頂いたところ、西日本に点在する文字のようで多くは「さこ」「ゆり」と読んでいるようだ。
地形地名で小高い山、険しい崖地などに見られる様だが、この地でもその点においては、まったくその通りと言える地形であるものの、読みや由来などよく分からない点も多い。
鴨居は非常に転嫁地名が多く、そもそも訛りの強い地域であったようだが、すこし近隣と違う特徴を持っている点は非常に興味をそそられる。

地名の拾いあげと比定には以下の資料を活用したので、併せて謝意を申し添えたい。
「鴨居史(鴨居史刊行委員会)」「今昔マップ on the web」「横浜鴨居第八自治会web」

比定不能地名は以下の通り
作場(つくれば)
一の沢



より大きな地図で 鴨居の地名 を表示
PR
この記事にコメントする
name
title
font color
mali
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
情報を提供できるかもしれません
自分の祖母の実家が鴨居で、実家の親戚が開発前より鴨居に住んでいます。記事と新屋敷(しんやしき)など読み方が違っていたり、ろくび谷戸など記載されていない谷戸も多数見受けられます。因みに一の沢ですが、確か坂下付近だそうです。鴨居は九十九谷戸と言われるほど谷戸があるので詳しく聞く機会があれば追記します。
杉山 2015/03/03(Tue)23:15:28 編集
ありがとうございます
杉山様
情報提供の申し出、本当にありがとうございます。
本来は聞き取りに回るべき所ですが、広範囲を研究しており、各地域で見ると手薄な部分が否めません。
皆様の情報提供が頼りという部分も御座います。
是非とも多くの地名をご教授頂きたく、宜しく御願い申し上げます。
管理人 URL 2015/04/02(Thu)03:48:26 編集
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[02/06 金井民]
[06/12 tanio]
[06/10 伊藤]
[05/24 管理人]
[05/23 伊藤]
[12/15 管理人]
[12/05 なめこうに]
[11/30 管理人]
[09/28 なめこうに]
[09/25 管理人]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ベリリウム榊
性別:
男性
自己紹介:
音楽系の仕事の傍ら、多摩の原風景を求めて
歩き回っています。
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
アクセス解析
忍者ブログ [PR]